夢が実現しました。「平家物語」を読む者なら必ず「琵琶」を聴きたいと願います。それが実現しました。
メンバーの豊島さんのご紹介で「畠山錦香先生」をお迎えすることができました。向陽台会場もまちライブラリー会場もメンバーの外に市民の方も来場されて、いつもの倍以上の参加者を得ました。演奏してくださったのは「物語の冒頭部」「敦盛の最期」「俊寛の足摺」でした。平家は音読してしていてもつい感情が入るのですが、琵琶の響きがいっそう平家の世界に誘います。とくに「俊寛の足摺」は本当に素晴らしかった。私は日頃「敦盛の最期」に気持ちが入り込むのですが、演奏を聴きますと「俊寛」にはまいりました。琵琶の響きに揺さぶられました。「冒頭部、俊寛、敦盛」が物語の順番なのですが、「俊寛」を最後に奏でられた意図に納得しました。すごかった。
そして琵琶の演奏で色々な「物語、話」を聴くことができることも教えていただきました。ついこの間の読書会での岡本さん「物語語り」を大変面白く拝聴したのですが、琵琶の演奏と合わせ聴くことができたら、何倍も面白いことと思いました。いつかそんなことができたならと思ったり、今後も畠山先生にたくさん学ばせて頂きたいと願いました。ありがとうございました。 山田律子