2024/04/05

2024/3/8 響遊 活動報告

 

📖 紹介された作品   発表順、敬称略

 

■Yり: 『歴史としての二十世紀』高坂正堯(新潮社)2023.11

 🔼 引き続き歴史と政治について探求中。←★Wikipediaで調べたら、著者は「還暦前に運転免許取得、熱烈な阪神タイガースファン、高所恐怖症」etc.…面白そぉです!

 ■O:『かえましてん』べかたろう(KADOKAWA2023.12

『ぶたのたね』佐々木マキ(絵本館)198910

🔼 「まちライブラリー」から お客さま参加、2冊読みました。大人も絵本ぜひ!!

 ■A:『お探し物は図書室まで』青山美智子(ポプラ文庫版)

 🔼 ある町の小さな図書室。無愛想だけど聞き上手な司書が、仕事や人生に行き詰まった人のレファレンスに答えます。新作『リカバリー・カバヒコ』も好評!

 ■H:五木寛之・藤原正彦のエッセイ いろいろ読んでいます

 🔼 二人とも敗戦時の引き揚げ体験は共通していますが、「歌が好き!!」という点も 流行歌について参加者トーク盛り上がりました。

 ■Iり:『おまえうまそうだな さよならウマソウ』宮西達也(ポプラ社)2023.12

 🔼 シリーズ最新作。年老いて弱ったティラノサウルスをアンキロサウルスが助けます。20年前の最初の作品も解説。「愛💜」だなぁとにかく泣けます💧

 ※ 他に2名参加。次年度の活動内容についても話し合いました。「まちライブラリー」で毎月 最終土曜日にビブリオバトル開催 !! の情報も(今月は31日)1400~だそうです。

316日、東亜珈琲館で次年度企画の打ち合わせしました。(6人参加)やりたいコトいろいろ。楽しみながら取り組めるといいですね。

 (記:岡 本)

2024/01/21

2024/1/12 響 遊 活動報告

 📖 紹介された作品   ※発表順、敬称略

 

■H:『楽園の犬』岩井圭也(角川春樹事務所)2023.8

🔼 1940年、太平洋戦争勃発直前のサイパンでの各国スパイの暗躍を描いた小説。「30代の頃4年ほど私もそこで仕事してました」との発言に、参加者一同…!!!

■O:「花の種」柳広司 ―『図書』(岩波書店)2023年11月号所収

🔼 銃を構えたロシア兵に「故郷に帰れ」と花の種を差し出すウクライナの老婆。ここ数年のパンデミックと戦争を振り返り、平和への希求を語る連載。

■Iく:『おひとりさま日和』岸本葉子ほか(双葉社文庫)2023.9

🔼 1人で暮らす女性が主人公の6編のアンソロジー(筆者も全て女性)レンタル番犬、見守りペンダント!! ホントにある時代なんだねぇ…。

■T:『ともぐい』河﨑秋子(新潮社)2023.11

🔼 1/17の直木賞受賞発表に先行して紹介されました。(ファン大喜びですね♪)出版社サイトで冒頭5ページを試し読みするだけで作品世界にぐいっと引き込まれます。

■Yゆ:『かがみの孤城』辻村深月(ポプラ社)2017

🔼 不登校の中学生7人が、鏡をくぐり抜けた異世界での時間を共有するファンタジー。分厚い! 2022年末公開の映画も好評。

■Iり:『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか』小野寺 拓也、田野 大輔(岩波ブックレット)2023.7

🔼 アウトバーンの建設、失業率低下や福祉政策などナチスの功績とされがちな事象について多角的に考察した「紀伊國屋じんぶん大賞2024」受賞作。

※ 他に2名参加。この後、千歳市の本屋話題などシリアスに語り合いました。

読書会メンバーが紹介してくれる作品、毎回とっても刺激的です! 

(記:岡 本)


2023/12/18

2023/12/8 響遊 活動報告

 📖 紹介された作品   ※発表順、敬称略


 ■T:『五瓣の椿』山本周五郎(新潮文庫版)

🔼 18歳の少女による、母に復讐するための連続殺人。弱者へのいたわりも感じられる時代小説。青空文庫で読めます。Aさんオススメの『さぶ』も・・・。

■Iく:『二度とない人生だから』坂村真民(サンマーク出版)1999

🔼「あとからくる者のために」「二度とない人生だから」あとがき(一部)朗読

詩の言葉から、生き方や生きる目的を考えさせられます。

■O:『しかくいまち』戸森しるこ文、吉田尚令 絵(理論社)2020

🔼 幼少時 病気で眠っていた数日「しかくいまち」で過ごした不思議な記憶。

■A:『これで古典がよくわかる』橋本治(ちくま文庫版)

🔼 三島由紀夫との比較で、ジェンダーについての話題も・・・

■H:「北海道通信(7)これからしたいこと」成澤義親(私文書)2023.5.4

🔼 最近急逝した知人のエッセイ~「(退職後)これからしたいこと・・・目がつぶれるほどいっぱい本(特に古典の類い)を読みたい」合掌

■Yり:『歴史としての二十世紀』高坂正堯(新潮社)2023.11

🔼 著者の死後出版された新刊を読んでます。

■Yゆ:『たとえ祈りが届かなくても君に伝えたいことがあるんだ』汐見夏衛(KADOKAWA)2023.3

🔼 突然のクラスメートの自死をきっかけにタイムループする高2女子の物語。

■U:『脱ダラダラ習慣!-1日3分やめるノート』中島美鈴(すばる舎)キンドル版

🔼 認知行動療法専門家による「やめる技術→悪習慣を絶つ→時間を手に入れ目標達成」指南。▶生活改善したい私の役に立ちそう!!

(記:岡 本)


2023/11/17

2023/11/10 響遊 活動報告

 📖 紹介された作品   ※発表順、敬称略

■Yり:『猫ピッチャー4』 そにしけんじ(中央公論新社)2016

🔼 ニャイアンツ ミー太郎投手がオールスター戦に登板するNo.102は、全巻中1番のお気に入り。ラストのミーちゃんの後ろ姿に癒やされます。

■H:『Rapidus(ラピダス) ニッポン製造業復活へ最後の勝負』片岡利文(ビジネス社)2023.7

🔼 次世代半導体の量産を目指す総投資額5兆円規模の企業の千歳進出! 早速読んでみました。「ナノ」「シリコン」…聞いてて難しい (>_<)

■O:『うかぶかな?しずむかな?』川村康文(岩崎書店)2023.8

🔼 いろんなモノを水に入れて実験。頭をやわらかくしたい時の絵本です。

■Iく:『あきない世傳 金と銀』特別巻(上)高田郁(ハルキ文庫)2023.8

🔼 書名は『契り橋』。老いを自覚し、どう生きるかを悩むお竹の「百代の過客」の一部を朗読。(NHKドラマで来月放映も楽しみ♬)

■A:『こわい話』松田哲夫 編(あすなろ書房)2011

🔼 坂口安吾「桜の森の満開の下」紹介(市川沙央オススメの作品)怖!

■Iり:『チーム・オベリベリ』乃南アサ(講談社)2020

🔼 晩成社入植当時(帯広)の過酷な開拓生活を渡辺カネの視点から描く。

11/23(木)イベント楽しみです♪次回の響遊は 12/8(金)19:00~ミナクールにて。来年度の活動や事業の方向性、次のイベント(1/13)の打合せもしたいと思います。ご提案があれば是非お聞かせください。

(記:岡 本)


2023/10/21

2023/10/13 響遊 活動報告

 📖 紹介された作品   ※発表順、敬称略


■T・Iく:『かっかどるどるどぅ』若竹千佐子(河出書房新社)2023.5

🔼 二人とも今日は同じ本の紹介! しかも同じトコに付箋!!

デビュー作『おらおらでひとりいぐも』で芥川賞受賞後 待望の2作目

緩やかに繋がる人間関係が描かれ、人への愛おしさを感じます。


■O:『落葉 Fallen Leaves』平山 和子(落葉美術館)1994

『僕の仕事は、世界を平和にすること。』川崎哲(旬報社)2023.6

🔼 落ち葉のスケッチ(水彩)/ピースボートやICANの仕事


■U:『新編 日本の面影』ラフカディオ・ハーン(角川ソフィア文庫)キンドル版

🔼 こぉんな作品も電子書籍で何時ドコでも読めますが、達成感薄い…


■A:『私が殺した少女』原尞(早川文庫版)

 🔼 毎日新聞日曜版の訃報記事から、ハードボイルド作品の紹介。


■H:『遙かなるケンブリッジ』藤原正彦(新潮文庫版)

 🔼 1年間のイギリス滞在を描いたエッセイ。米英の違いも面白い。


■Yゆ:『ラブカは静かに弓を持つ』安壇美緒(集英社)2022

 🔼 「心震える“スパイ×音楽”小説!」切なそぉです…


■Yり:『野の果て』志村ふくみ(岩波書店)2023.5

 🔼 色と言葉と人との出会いを綴る染織家の自選随筆集。


■Iり:『日本人が「9割間違える」日本語』本郷陽二(PHP文庫)2012

🔼 「あなたも使っていませんか?」の副題。思い当たる実例満載!


(記:岡 本)

2023/10/20

11/23(木・祝) イベント開催 ~ 朗読とマリンバで綴る「宮沢賢治の世界」~

 没後90年  朗読とマリンバで綴る「宮沢賢治の世界」~ 未来の私たちに伝えたかった “ほんとうのさいわい“とは ~

朗読・解説:フリーアナウンサー 村井裕子さん

演奏:マリンバ奏者 手島慶子さん

開催日:2023年11月23日 (木・祝)   

開場: 13時     開演: 13時30分

場所: 千歳市立図書館 2階視聴覚室

参加無料、要申込みです

<申込み方法> 下記いずれかでお申込みください

電話での申込み: 0123-24-4640 (代表・山田)

メールでの申込み: 件名に「11/23 朗読会参加希望」、お名前、お電話番号をご記入のうえ、 宛先:rbc.chitose@gmail.com まで

当ブログ(パソコン)から申込み: 画面右側「申込みフォーム」より   (送信ボタンを押しても、送信できない場合は、メールでお申込み下さい)

2023/09/18

2023/9/8 響遊 紹介本の感想

皆さんが紹介された本についての感想を述べます。いつも勝手な感想を吐露してすみません。毎回皆さんの発表を拝聴してワクワクなのですが、9月8日はまた胸がいっぱいになりました。

Tさんは、谷崎源氏の『花散里』まで読まれたとのこと、感動でいっぱいになりました。60年近い月日を経てあの本がどんなにか喜んでいることでしょう。

Y(ゆ)さんの本語りは大人たちはいつもドキドキしながら喜びにいっぱいなりながら聴いております。昨夜は私は違う世界にいざなわれゆさぶられ新しい発見をしました。

Aさん、とうとう芥川賞おしめしくださった。がーんとなり私はどーんとおもいました。よし、読むぞう、でもせつないだろうなぁ。いや、読む。

Oさん、「古事記」やったぁ、面白い、これも読みます、絶対に、すきな話で満ち溢れてるもんね。

I(く)さん、なんども聴き、また読みもした向田邦子さんの父もの?ですが昨夜はなぜか「・・殿」の箇所の響きに、私は亡父をこの夜は思い出さずにはおられなくなって、強烈でした。わが身80歳の夏「父さーん」って。

Hさんの「戦争は女の顔をしていない」は、今を生きる我々が考えなければならない今を真剣に問うてくるんです。今は戦後ではないぞ、戦前なんだぞって話しかけてきた高校時代のT君、あなたも80歳になったよね。

I(り)さんの「辻村もと子」さん、あの時代にほんとうに学んで、でもどうしてあんなに早く亡くなるなんて、父上はいかばかりのお悲しみだったでしょう。馬追方面に行く機会に出会うとしっかりおもいだします。Iりさんの選本というか女性の生き方への「目」に心動かされます。

秋の気配を感じる夜の「響遊」、有り難い一時でした。

(記:山田)