2/14のRBCの内容をお伝え致します。
プレゼンター:星野 一博さん今回は五木寛之のエッセイ4冊を紹介されました。書名は下記の通りです。
①『運命の足音』幻冬舎 2002年 ②『林住期』 幻冬舎 2007年 ③『人間の運命』東京書籍 2009年 ④『退屈のすすめ』KADOKAWA/中経出版 2013年
星野さんは今回は前述の4冊の中から、著者の「書かなければ死ねない」という気迫を感じて読むことにしたという、著者本人の戦争体験…家族4人で暮らす朝鮮半島で終戦をむかえ、ソ連軍が侵攻してきて間もなく母が病死、父と幼い弟妹と12才の著者は朝鮮半島の平壌から脱出を試み、引き上げ船で日本に辿り着くが…との部分を各本の中から抜粋して読んでくださいました。静かなのに著者の心情が伝わる読みと説明でした。
今まで全く知らなかった五木寛之の本から戦争の悲惨さを考える、内容の濃い読書会だったと思いました。