3/10の響遊の様子をお伝えします
📖 紹介された作品 ※発表順、敬称略
■ 石井:『樋口一葉赤貧日記』伊藤氏貴(中央公論新社)2022.11
🔼 貧乏なのに、紙幣の顔。生まれは裕福、晩年は借金三昧。いくら稼ぎ、いくら借り、何を買い、何を思ったのか? 金銭事情で読み解く、日本初の女性職業作家の姿。新鮮です!! (今年は生誕150年とか…)
■ 高橋:『しろがねの葉』 千早茜(新潮文庫)2022.9
🔼戦国末期、シルバーラッシュに沸く石見銀山の天才山師・喜兵衛に拾われた少女ウメは、生きるためひたら坑道で働く。直木賞受賞の大河長篇!
■ 岡本 :『月夜の森の梟』小池真理子(朝日新聞社)2021.11~夜の爪切り
「物書き2人は鬼2匹のようなもの」…2020年に亡くなった夫の藤田宜永さんと暮らした37年間。闘病や別れと喪失に向き合う日々を描いたエッセイ。
■ 山田:『元の黙阿弥』 奥山景布子(エイチアンドアイ)2023.1
🔼 幕末明治の激動期、歌舞伎界を支え続けた“我国のシェークスピア”河竹黙阿弥の天晴な作者人生を描いた作品。「漢字が難しい」そうです。(山田せんせいにして!?)
■ 池川:次週のRBCに備え、西加奈子・宮本輝について紹介(資料配付)