池川良一さんが、荻原 浩の短編集 『幸せになる百通りの方法』から「おれだよ おれ」を紹介してくれました。オレオレ詐欺の掛け手の側からの文章。この青年の家庭事情や暮らし、多分全く売れない俳優らしく、暮らしに困ってはいるが、気持ちはまだ落ちるとこまでは落ちていない。周りのリーダーと思しき弁護士役や警察官役をうまくこなす人物も俳優と言えるかな。電話口にでる多くは母親らしき人とのやり取りからものを思う話・・・ここではっきり書かない方がいいと思う。 この日の参加者（星野さん、加藤さん、石井さん、高橋さん、山田）以外の方にも是非読んでほしいから。気軽に読みながら家族や仲間内との会話の材料としても面白い。わが娘も作者名を確認していたから、興味がわいたのでしょう。
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